2017年8月15日(火)、韓食専門講師養成課程5日目午前~16時の部!
午前の講義テーマは「韓国料理の哲学」。
何やら難しい・・・
講師は圓光(ウォングァン)大学のイ・ヨンウン教授。
韓国料理の特徴や優位性についてお話いただきました。
ご存じの方も多いと思いますが、韓国での野菜摂取量は
1位2位を争うほどのトップクラス。
食べ方が大いに関係があって、キムチ、ナムル、サム野菜が
挙げられます。
ただ、摂取野菜の種類が変化してきて、昔はキムチが多かったのに
若年層の嗜好が焼肉中心になって、サム野菜での摂取量が増えたとか。
テーマとずれますが、先生がゆっくり目に話してくださったので
結構理解ができました。^^
難しいテーマを早口で話されると、完全にノックアウト(笑)
お昼は韓国の方たちが大好きな出前(笑)
ほとんどの韓国人がジャージャー麺を選ぶ中、ほんだはチャンポン!
スープと麺が別々になっていて、自分で麺を投入するスタイル。
写真だと、具と麺がモリモリしてますね♪
写真だとムール貝が6個入っていますが、実際は倍以上~。
日本だったら、ありえないです。
麺は少し伸びていたけれど(笑)お弁当に食傷気味だったので
美味しくいただきました。^^
ペダル(配達)には欠かせない、酢豚~!
韓国スタイルだと、ほとんどが肉!
それも、薄い肉に衣が分厚い(笑)
でも、たまに食べると美味しいんです。^^
韓国スタイルの焼き餃子!
今回の養成課程はプロ集団の集まりなのに、ジャージャー麺の配達に
沸き立っているのが、めっちゃ面白いです(笑)
これは実習で作った野菜のしょうゆ漬け。
ほっこりするお味でした。^^
午後の実習は、大尊敬しているチョ・ヒスク教授!
今回で4回目の受講になります。
テーマは宗家(チョンガ)料理。
宗家(チョンガ)は、本貫(ポングァン)と関わりがあって
例えば、慶州(キョンジュ)金氏の本家ですね。
宗家(チョンガ)料理は、宮中料理を基本として
その地域の特産物などを利用した料理になります。
とはいえ、当時の食材料が現在手に入るわけではないので
現在入手可能なものを使った料理をご紹介くださいました。
チョ教授の料理は、モダン韓食に値します。
伝統を基本にしながら、見せ方をアレンジされているんですね。
宗家料理についての本もかなり読み込まれていて
きちんとした知識を持ちながら、なぜこのようにアレンジしているのか
説明が必ずあります。
ガンギエイの調理。
韓国語でホンオですね。
ホンオは三合(サマプ)といって、プンプン匂いがするくらい熟成したホンオ
熟成キムチ、茹で豚を一緒に食べる料理か、和え物、蒸し料理しか
食べたことがありません。
食べた経験はそこそこあっても、自分で作ろうという発想もなかったので
余り興味がありませんでした。申し訳ありません・・・。
!!!
チョ教授の手にかかると、このような料理ができるのかと感動♪
酢コチュジャンがけのガンギエイと、しょうゆ味の網焼き。
両方とも食べやすくて、味がヤンニョムにしっくり。
韓国料理研究家になって、初めてホンオを調理したいと思った瞬間(笑)
鶏団子と餅のトックク。
鶏肉は最初から挽いた物ではなく、自分で叩いてミンチにしてから
団子を作りました。
これが~。作り方はシンプルですけど、韓国人のみならず
外国人の口に合う物じゃないかな。
実習では、ワタクシが鶏団子と餅のトッククを作りました。
んで、チョ教授が味見をしてくださったときの感想が!!!
「ほんださんは韓食の○○だね!」とおしゃってくださったんです(感涙)
韓国の方はお世辞を言わないハズなので(笑)
○○という言葉は、ワタクシの心にしまっておきます。
水卵菜(スランチェ)という料理。
スランとは落とし卵のことです。
そこに、あわび、かに、海老、野菜などと組み合わせた冷菜ですね。
松の実を使ったスープが爽やかで、一気に飲み干したい衝動に駆られました(笑)
そうそう。聞いた話では、韓国の調理師免許取得のための実技に
スラン作りがあったそうですが、今はなくなったそうです。
チームメンバーと教授で記念撮影。
冒頭に書きましたが、教授の授業を受けるのは4回目。
またまた感動。
期待を裏切らないところとか、驕りがなくて謙虚な姿勢に
ただただ憧れと尊敬しかないですね。
チョ教授の料理は、続きます。^^
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