11月1日の夜、グルメつながりの方と東大前のビストロジョンジで食事をしました!
ビストロジョンジのオーナーシェフであるキム・スジンさんは辻調理師専門学校でフレンチを学び、釜山でレストラン経営に携わり、ソウルの宮中飲食研究院でも学びを深めたというご経験の持ち主。
スジンさんとは私がこの仕事を始めたばかりの頃に知り合ったのですが、新たにオープンされたお店のことは、私がある取材を受けたときに、インタビュアーさんとの雑談の中で知ったのでした!
夜のメニューは1万円のおまかせコース。これに3種類のワインをペアリングしました!
最初のお料理は栗のお粥。韓国のコース料理では、最初にほぼお粥がでます。スジンさんが伝統的な韓国料理を熟知している上で、見せ方を工夫されているのが良く分かります。
生栗をベースにしたお粥に、乾燥栗をトッピング。厚岸草の塩がパラパラとかかっていて、時々舌に感じる塩味がアクセントになっていました。
最初のワインは、スパークリングワイン。すっきりとした飲み口です。
スパークリングワインに合うアミューズ6種類。この一皿を見た瞬間、スジンさんがどのくらい手間暇をかけたか伝わってきまして、胸アツになりました。
奥の器に入っている2種類はプガクといって、米のりを塗って乾燥させて揚げています。えごまの葉のプガクは初体験ですね。エゴマの実と合わせていて、プチプチ感がたまらなかったです。もう一つのプガクは海苔。
同じ器の右にあるのは、薄くスライスした干し肉の肉脯(ユッポ)。噛みしめるほどにぎゅーっと詰まった肉の旨味が感じられました。
他にはクリームチーズと松の実が入ったデーツ。なつめじゃないですよ~。デーツって甘味がもったりしている印象がありましたが、ジョンジで食べたデーツは軽かったです。
あとは乾燥させた海老と丁寧にローストしたクルミ。アミューズのバランスが絶妙でした!
お次のワインは白。スジンさんはワインソムリエの資格もお持ちなので、ペアリングばっちりでした!
そして、前菜の海老と生クラゲと野菜の和え物。ソースは松の実がベースになっていて、芥子がピリッと良い感じで主張していました!
スジンさんは、本当にこだわりが素晴らしくて、オーガニック野菜を使い、調味料は手作り。調味料へのこだわりって食の極みだと私は思っているので、それを体現されていることに頭がさがりますね。
では、パート2に続きます!
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