2018年最後のブログ記事をお届けいたします。^^
最終日のテーマは、我らが聞慶(ムンギョン)!

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

2018年10月18日(火)、聞慶ラマダホテルを後にして向かった先は
채미락(チェミラク)。

10月にKBS「韓国人の食卓」で聞慶特集があり
番組にご出演されたご夫婦にお目にかかりたくて訪問しました♪

最近仲良くなった韓国の方が、ご夫婦と知り合いだったので紹介してもらって
訪問前からカカオトークで、何度かやり取りしていたんです。^^

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

농가맛집(ノンガマッチプ)とあります。
「農家の美味しい店」という意味ですね。

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

チェミラクは菜食専門店で、大邱のホテルで洋食や日本食を専門としていた
ご主人の許萬振(ホ・マンジン)社長と、奥さまで料理研究家のパク・ジウン先生が
1982年に立ち上げられました。

建物はご家族で協力しながら建てられたそうで、韓屋(ハノク)のような趣。
ゆったりのんびり食事ができるスペースです。

以前はペンションも経営されていたそうですが、いまは飲食店のみです。

色々話をしているうちに、パク先生とご縁があることがわかりました!
なんと!

以前、韓国伝統飲食研究所で10年も学ばれていたそうです。
尹淑子(ユン・スクチャ)教授の弟子つながり!!!

研究所には、宗家(チョングァ)の子孫の方や、代々料理を専門にされている方だけが
勉強できる技能班というコースがあって、パク先生は卒業されたとのこと。

それを聞いただけで、どれだけ一生懸命学ばれてきたかわかります。

ほんだは3年間、3~4か月に割合で訪韓して研究所で勉強したことを伝えたら
大変だったでしょうという労いをいただきました。

先生は菜食以外に伝統酒のご専門ということで、特別に3種類のお酒を
出してくださいました。

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

삼양주(サミャンジュ・三醸酒)。
このお酒を完成させるために、米、麹、水を三回仕込むんです。

口当たりはかなり濃厚。
米と麹の香りが鼻をくすぐります。

通常の濁酒は一回だけなので、手間暇とコストがかかるんですよ!

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

五味子マッコリ。
韓国人の食卓で造られていたシーンがありましたね~。

喉元をすーっと流れていくような、爽やかさ。
五味子のフルーティーさもあって、とても飲みやすかったです。

 

聞慶(ムンギョン) チェミラク

一番感動した梨花酒(イファジュ)。上にのっているのは生姜の砂糖漬け。
お酒というよりもヨーグルトのようでした!!!

飲食知味方(ウンシクティミバン)に造り方が載っている歴史ある濁酒です。

当時女性が男性の前で堂々とお酒が飲めなかったので
スプーンですくって食べるスタイルにして、女性たちも楽しみました。

まさか、チェミラクで3種類もお酒がいただけると思っていなかったので
今回の聞慶出張は、結果的にお酒修行になりました(笑)

お料理については、改めて新年にご紹介いたします!

 

→ 채미락(チェミラク)

慶尚北道聞慶市聞慶邑カクソウォッギル7(242-1)
054-572-3392
営業時間 11:30 ~ 20 :00(1日前までに要予約)

 

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