今日は聞慶(ムンギョン)視察レポをお届けいたします!
2019年12月12日(木)。
ラマダホテルに荷物を置いてから、セジェ周辺を歩きました。
後でわかったのですが、平日は観光客がいないので、お店がほとんど空いていない状態。冬の週末は少し賑わうようです。
そんな中、お話を聞いてみたかったお店。문경새재 마패떡(聞慶セジェマペトック)。
パぺトック(マペ餅)という名前のチャプサルトック(日本の大福餅)とアンヘンオサパン(直訳すると隠密特使パン)を作り続けているそうです。
どのお店に行ってもほぼあると言って過言ではない、KBSバラエティ番組「一泊二日」に出演したという横断幕。
中では社長のご主人さまと、息子さんがひたすらチャプサルトックを作っていらっしゃいました。
このとき、奥さまが私の質問に答えられました。
以前は聞慶の違う場所で営業していたそうですが、マペトックを作り続けて35年とのこと。
オーナーのご主人は日本でも餅作りを学んだ経験があるそうです。
材料にこだわり、餅粉、小豆ともに韓国産を使用されています。
買う時は、10個単位で14,000ウォン。
チャプサルトック10個でもいいですし、アンヘンオサパンと5個ずつでもお値段は一緒です。
早速、ホテルで1個ずつ食べてみました。
合わせた飲み物は、ソウルでは見たことがないペットボトルの聞慶五味子茶。
餅の生地は、思ったより噛みごたえがあります。あんこも韓国餅にしてはやや甘め。日本で学ばれたオーナーだけに、味が日本に寄っているのかなと思いました。
マペという名前が妙に気になって奥様に聞いたところ、韓国の方たちからも同様の質問を良く受けるとか。
セジェは朝鮮時代、漢陽(現在のソウル)と嶺南(現在の慶尚道)を結ぶ要衝でした。
官吏が地方に出る時に証明札を提示すると、馬が宛がわれるような仕組みになっていたようで、その札のことを「マペ(マ=馬、ペ=札)」と言いました。そこから、マペ餅と名付けたそうです。
また、アンヘンオサパンに言われは直接聞いていませんでしたが、サイトを見てみると、朝鮮時代に隠密特使から命名されているのですね。
韓国では焼き菓子のこともパンということが多いです。生地に聞慶五味子エキスとアーモンドの粉を加えているそうですが、五味子の味はそれほど強くないです。生地にまるっとクルミが入っていて存在感があります。
マペトックは聞慶特産物販売所でも売っていますが、直接お店で買った方が風情があります♪
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