昨日、東京にある特別支援学校(養護学校)の高等部に
お邪魔してきました。

こちらの学校。

昨年、韓国の特別支援学校と交流を持ち始めたことをきっかけに
今年の修学旅行先が韓国に決まったそうです。

そこで

現地では、韓国料理を食べることになるから
少しでも食について理解しておこう!

だったら、キムチ作りを生徒全員で、体験してみたらいいのでは!?

という結論に至ったそうです。

その後、インターネットで教えてくれる所を探し
つながるハングルのサイトに辿りついたとか

そして、3月末。

この学校の生徒さんが、キムチ作りを体験したいと
メールを私に送ってくださいました。

私は何のためらいもなく、返事には喜んで引き受けると書きました。

正直、学校からいくら頂けるか、お金のことはどうでも良くて
未だ見ぬ生徒たちの姿が目に浮かび、微力ながらも
彼らの役に立ちたいと本気で思いました。

昨日の打ち合わせ。

私の方向音痴が災いして・・・生徒さんたちが
玄関までお迎えに来てくださっていたのに
私は別の入口から校舎に入り、まずは担任の先生にバッタリ。

そのとき、先生から言われたこと。

生徒たちが本田さんをお迎えに行っていますので
すいませんが、教室にはまだ入らず
廊下で彼らを待っていただけますか?

このセリフに、私の目はウルウル。

そして、しばらくして

本田さん、申し訳ありませんでした!
わざわざお越しくださって、ありがとうございました!

と、言いながら、車椅子で駆け寄ってくださった生徒2人を見たら
またウルウル。

高2の我が息子と彼らを重ねてしまって
ウルウルモードになってしまったのです。

でも、それ以上涙を流すのはぐっと堪えました。
彼らからすれば失礼だと思ったのです。

打ち合わせは、高校3年生の生徒さん10人、担任2人、副担任2人
そして、私で行われました。

生徒全員が車椅子に乗っていました。
口調が明瞭な子もいれば、なかなか言葉にできない子もいます。

修学旅行委員主体で進められた話し合いは
生徒会のようでした。

辛いものが苦手な生徒さんには、韓国ではキムチ以外にも
パンチャン(おかず)がいっぱい出てくるから
それを食べた方がいいよと勧めたり。

訪韓前に、異国の地で過ごす不安を少しでも取り除いてあげられれば
という気持ちをこめて、私は丁寧に彼らの質問に答えました。

1人の生徒さんから、ある質問が上がりました。

なぜ本田さんは、キムチ作りを引き受けてくださったんですか?

それはね・・・。

韓国料理は最近知られるようになったとはいえ
焼肉とキムチのイメージがまだまだ強いんです。

でも、唐辛子は韓国に入ったのは今から約500年前で
それまでは、辛い料理はありませんでした。

食べ物の保存性が良くなり、体を温める効果もあって
唐辛子が広まったんですよ。

韓国料理には辛くないものもたくさんありますし
野菜がたっぷり使われているんです。

その正しい知識をみなさんにお伝えしたくて
今回、キムチ作りを引き受けました。

打ち合わせが終わってから、校長先生からも
「よろしくお願いいたします」とお言葉をいただきました。

そして、担任の先生と生徒さん2人がお見送りしてくださった中
私は先生にお伝えしました。「今回のご縁に心から感謝します」と。

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